クンチョウ酒造
天領・日田の豆田町に元禄15年建築の蔵が残る「薫長」の醸造元。英彦山系の伏流水と地元米で、5人の蔵人が手仕事の酒を醸します。
- 所在地
- 大分県日田市豆田町6-31
- 創業
- 昭和7年(1932年)
- 代表銘柄
- 薫長(特別純米・青/生にごり原酒)、KUNCHO NEXT(雄町・玉栄)、大吟醸 瑞華、大分麦焼酎 薫露、甘酒
- 種別
- 日本酒/焼酎
- 代表(蔵元)
- 冨安宏(代表取締役社長) 氏
- 杜氏
- 近藤義一(酒造り歴55年・長崎県小値賀町出身)
- 蔵見学
- 酒蔵見学は要予約(予約申込書をメールまたはFAXで送付)。営業 9:00〜16:30/定休 日曜・祝日。酒蔵資料館・蔵元ショップ・カフェ&ギャラリー旅の舎・発酵舎KOGURA併設
- 公式サイト
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江戸時代の町並みが残る日田・豆田町の中心に蔵を構える清酒蔵です。もとは日田有数の豪商・千原家(屋号は丸屋)が営んだ酒蔵で、久留米の冨安家がその土地と建物を昭和7年に引き継ぎ、清酒「薫長」の製造を始めました。冨安家のルーツは1745年創業の福岡・城島の造り酒屋にさかのぼり、その分家として1829年に興された家系です。「薫長」という名には、酒のうまさと薫りに親しんでほしいという思いと、末広がりに長く発展してほしいという願いが込められています。敷地に建つ5棟の蔵は建築当時のまま。一番古い蔵は元禄15年(1702年)のもので、今も現役で酒造りに使われています。
仕込み水は、敷地内に掘った130mの井戸から汲み上げる英彦山系の伏流水。天然のフィルターを通ったミネラル豊富な水です。米は地元の契約農家3軒が育てる大分県産ヒノヒカリが中心で、酒造好適米ではない地元米であえて醸すことに挑戦し、大吟醸「瑞華」には精米歩合35%の兵庫山田錦を使うなど、酒によって米を使い分けています。造りを率いるのは酒造り一筋55年、長崎・五島列島の小値賀町から通う杜氏の近藤義一さん。社長の冨安宏さんと二人の息子を含む5人の蔵人が、人力での洗米や甑での蒸し、泊まり込みの「麹番」といった手仕事を守っています。
看板の「薫長」には、県産ヒノヒカリだけで仕上げた特別純米(青)や、人気ナンバーワンの生にごり原酒、新たな挑戦として立ち上げた「KUNCHO NEXT」シリーズがあり、樫樽貯蔵の麦焼酎「薫露」や日田産米の甘酒まで幅広く手がけます。蔵の一部は酒蔵資料館として公開され、蔵元ショップやカフェ&ギャラリー「旅の舎」、発酵舎KOGURAも併設。「古きを守り、新しきを切り拓く」を掲げ、豆田の町歩きとあわせて酒蔵の歴史を感じられる蔵です。




