南酒造
明治元年(1868年)創業、国東・安岐の焼酎蔵。日本唯一の縦型蒸留機で醸す「とっぱい」を、姉妹の蔵元が守り育てています。
- 所在地
- 大分県国東市安岐町下山口269-1
- 創業
- 明治元年(1868年)
- 代表銘柄
- とっぱい、喜納屋、関の舌、拾盃
- 種別
- 焼酎
- 代表(蔵元)
- 南瑠美(六代目・杜氏兼任) 氏
- 杜氏
- 南瑠美
- 蔵見学
- 可(角打ちとっぱい:水・木・金 13:00〜18:00/蔵見学は要予約)
- 公式サイト
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明治元年(1868年)、国東半島の安岐で清酒「有明」の蔵として創業しました。第二次大戦中は国の企業整備政策で休業を余儀なくされ、その間は蔵を芝居小屋として開放して地域の憩いの場になっていたといいます。戦後、四代目が「手頃な値段のおいしい酒を多くの人へ」と米焼酎の蔵として再出発。1974年に独自の蒸留機を開発して焼酎造りに本格着手し、1975年に米焼酎「躍進」、1987年には麦焼酎「とっぱい」を発売しました。銘柄の由来は、地元・安岐に伝わる「とっぱい(十杯)様」の昔話。親孝行の若者に代わって神様が十杯目の酒を飲み干し、若者を救ったという話にちなみます。
日本酒の蔵として出発したため、焼酎もほとんど清酒と同じ工程で造ります。酒母用の大麦を蒸して白麹をつけ、木造の麹室で寝かせてから製麹。酒母タンクで7日間発酵させ、掛け用の蒸した大麦を2回に分けて加える三段仕込みが基本です。蒸留には日本でここにしかないという高さ10mの縦型蒸留機を使い、比較的重い苦みを下に落とすことで端麗ですっきりとした味わいに。加水には名水の多い国東の地下水を用います。「寒が締まると味も締まる」という五代目の信念から、通年稼働が常識の焼酎業界にあって一年の半分しか蔵を動かさないのも特徴です。
主力の「とっぱい」は2年ほど寝かせた20度と25度。特に出来のよいものを粗濾過で5年寝かせ、創業以来の屋号を冠したのが「喜納屋」で、納得できなければ発売しない年もあるほどです。関アジ・関サバの一本釣り漁師と共同開発した「関の舌」も人気。2023年のKura Masterでは「喜納屋」がプラチナ賞、「とっぱい」が金賞を受賞しました。現在は六代目・南瑠美さんが社長兼杜氏を務め、2024年に妹のさやかさんが専務に就任して姉妹で蔵を営んでいます。同年には蔵を改装・増築して角打ちスペースを新設。水〜金曜の13〜18時に飲み比べや蔵見学(要予約)が楽しめます。



