久家本店
万延元年(1860年)に藩主から醸造蔵を賜り創業した臼杵の蔵元。原料をすべて大分県産とし、「ふるさとのエンジン」を掲げて地域循環型の酒造りを進めています。
- 所在地
- 大分県臼杵市大字江無田382番地
- 創業
- 万延元年(1860年)
- 代表銘柄
- 一の井手・USUKI(清酒)/常蔵・甘太くん・ほげほっぽ(焼酎)
- 種別
- 日本酒/焼酎/リキュール
- 代表(蔵元)
- 久家里三 氏
- 杜氏
- 松野杜氏(製造部長・横浜市出身)/村上製造課長(別府市出身)
- 蔵見学
- 可(要予約・9:00〜16:00・30名程度まで)
- 公式サイト
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寛永年中(1624〜44年)に初代・久家仁右衛門が肥前から臼杵市横町へ移り住んだのが久家家の始まり。江戸時代後半には代々の当主が稲葉藩の町年寄役を務めながら酒造業を興し、万延元年(1860年)、11代・源四郎が藩主・稲葉観通候より江無田の醸造蔵を賜って清酒「日の出鶴」の製造を始めたのが創業です。大正8年(1919年)には蔵のそばを流れる末広川の河口から最初の堰(井手)にちなんで代表銘柄を「一の井手」と改名し、業界に先がけて瓶詰を導入。現在は16代・久家里三氏が代表を務め、2018年には酒類総合研究所から「清酒専門評価者」の認定を受けています。
臼杵は約3億年前の珊瑚礁が隆起してできた石灰鉱床の山々を持つ土地。石灰岩層を通った地下水はカルシウムイオンと炭酸水素イオンが豊富で、この水を仕込み水に、ふぐ・あじ・さば・めばるなど豊後水道の白身・青身魚に合う、原料本来の旨みあふれる酒を醸してきました。令和3酒造年度には使用する原料のすべてを大分県産(特に臼杵市産)にすることを達成。生産農家との連携、地元の食とのマリアージュ、地元電力の購入といった取り組みを重ね、「ふるさとのエンジン 〜地域循環型社会を推進する酒造場〜」をスローガンに掲げます。酒造りは横浜出身の松野杜氏(製造部長)と別府出身の村上製造課長が中心となって担っています。
清酒は臼杵市産の酒造好適米「若水」を100%使った特別純米「一の井手」や無濾過生原酒「USUKI」、山田錦40%精米の純米大吟醸など。焼酎は13代当主の名にちなむ「常蔵」を軸に、県産大麦「トヨノホシ」と大分酵母で仕込む吟醸造りの「常蔵 Breeze」、臼杵産の高糖度甘藷「甘太くん」の芋焼酎、臼杵産裸麦の「ほげほっぽ」を揃え、カボスや豊後梅を生かした梅酒も手がけます。うち9商品が臼杵ブランド「うすきの地もの」に認証。どんぶり鉢にカボスと氷を入れ「常蔵」を注いで柄杓で酌み交わす「ウスキボウル」も蔵の発案です。臼杵市横町には同社所有の「久家の大蔵」があり、ポルトガルの作家ロジェリオ・リベイロ氏のアズレージョ壁画とともに文化・観光施設として一般公開されています。



