牟礼鶴酒造
明治37年創業、祖母・久住・阿蘇の谷合に湧く水で醸す家族経営の小さな焼酎蔵。清酒蔵の技を受け継いだ「牟禮鶴」を造ります。
- 所在地
- 大分県豊後大野市朝地町市万田570
- 創業
- 明治37年(1904年)
- 代表銘柄
- 牟禮鶴(黄鐘・壱越・聞・開・秘・夏)、荒城の月
- 種別
- 焼酎
- 代表(蔵元)
- 森健太郎 氏
- 杜氏
- 蔵元杜氏 森健太郎
- 蔵見学
- 可(要予約・来店前に電話必須/テイスティング・販売所は平日10:00〜17:00、土日祝は要問い合わせ)
- 公式サイト
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明治37年(1904年)、初代・森環がこの地の水に惚れ込み、清酒「牟禮鶴」の醸造を始めた蔵です。蔵があるのは大分県豊後大野市朝地(あさぢ)町。祖母山・久住山・阿蘇山の谷合にあたり、その恵みで水が豊かに湧く、そのままの自然と文化が共存するユネスコエコパーク認定の土地です。時代の流れで清酒造りが厳しくなるなか、1980年に「大分県を麦焼酎の産地に」という動きが起こり、四代目が焼酎蔵へと転換しました。跡継ぎのいなかった蔵を継ぐため、甥の森健太郎氏がサラリーマンを辞めて広島・東京の蔵で修行し、帰郷後に蔵元杜氏へ就任。清酒の銘柄だった「牟禮鶴」の名が、そのまま大分むぎ焼酎の名になりました。
造りの特徴はふたつあります。ひとつは、美しい大自然のなかでずっしりと育った大分県産の新品種麦「トヨノホシ」と、この地に湧く水を使うこと。もうひとつは、もともと清酒蔵だった蔵を受け継ぎ、清酒の製造工程で焼酎を造っていることです。焼酎造りの素人から始めた五代目が心掛けたのは、先人の技術を忠実に守ることと、蔵の持つ長所を生かすこと。最先端の設備はなくても、温度と湿度に細かく気を配り、人の手でじっくりと醸します。そうして生まれたのは、ひとことでいえば「やさしい酒質」。ひと口飲んで優しさを感じ、ふた口で笑顔があふれ、三口で麦に包まれる――飲み疲れしない焼酎を目指しています。
常圧蒸留の「黄鐘(おうしき)」と減圧蒸留の「壱越(いちこつ)」を軸に、豊後大野市産のトヨノホシを麹から全量使った「聞(もん)」、長期貯蔵の「開(かい)」、長期樽貯蔵の「秘(ひ)」などを揃えます。令和2年には熊本国税局酒類鑑評会で「壱越」が大分県の製造場代表表彰を受賞しました。県内最小規模の蔵にとって大きな励みになった受賞です。蔵のおもてではテイスティングと販売を行い(平日10:00〜17:00)、昔ながらのかまどで炊いた御膳米「綿田米」のおにぎりと蔵見学を組み合わせた日本文化体験ツアーも開催しています。家族で営む小さな蔵のため、見学や土日の来訪は必ず事前にお電話を。




