吉良酒造
明治4年から清酒一筋、麹を室で仕込む手造りを守る豊後大野の小さな酒蔵。夫婦二人で「丹誠」と「ゆすらもも」を醸します。
- 所在地
- 大分県豊後大野市緒方町下自在359
- 創業
- 明治4年(1871年)
- 代表銘柄
- 丹誠(純米大吟醸・超特撰・凛・禮 ほか)、ゆすらもも
- 種別
- 日本酒
- 代表(蔵元)
- 吉良文紀 氏
- 蔵見学
- 可(要予約/9:00〜12:00/15名程度まで)
- 公式サイト
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明治4年(1871年)、初代当主・吉良宝蔵が酒造りを始め、自社ブランドの清酒「銀嶺」を発売したのが吉良酒造の始まりです。蔵があるのは、東洋のナイアガラと称される「日本の滝百選」原尻の滝を擁し、日本ジオパークとユネスコ・エコパークに認定された自然豊かな豊後大野市。日本百名山から湧き出る水と、肥沃な大地が育てた地元の米を使い、150年にわたって代々の技と味を守り続けてきました。昭和46年には市内3蔵で共同瓶詰会社・丹誠酒類を設立し、自製清酒のほぼすべてがOEM供給に。しかし平成29年に大分県の経営革新計画の承認を受けてOEMをやめ、ふたたび自社ブランドでの販売に踏み出しました。
機械化や簡便化が進むなかでも、吉良酒造は昔と変わらず一つひとつの工程を蔵人の手作業で行います。米の水分量や温度管理を厳密に行うのはもちろん、醪の櫂入れひとつでも熟成度が変わる繊細な世界。その繊細さを大事に大事に育てて酒にしていきます。蔵を営むのは五代目・吉良文紀さんと妻の享子さんの夫婦二人。麹を室で仕込む手造りにこだわり、わが子のように「時に優しく、時に厳しく」仕込んだ酒には、飲み手を笑顔にしたいという思いが込められています。昭和55・56・62年には全国新酒鑑評会で金賞を受賞しています。
「大切にお酒を醸したい」という想いを込めた代表銘柄が清酒「丹誠」。富山県産五百万石を45%まで磨いた純米大吟醸、香り酵母を使い糸島産山田錦を40%精米した大吟醸「超特撰」、純米吟醸「凛」、特別純米「禮」など、小仕込みならではのきめ細やかで厚みのある酒が揃います。もう一つの看板が、下戸の五代目が「酒に弱い人にも楽しんでほしい」と20年かけて完成させた純米酒「ゆすらもも」。ヒノヒカリを65%精米し、アルコール度数は8度。ワインのような酸味とフルーティーな甘みで女性誌にも取り上げられました。近年は麹造りの技術を生かした「酒蔵の食べるあまざけ」など発酵食品も手がけています。




